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3D ED / MicroED 結晶構造解析

スペラファーマでは従来のX線解析に、最新鋭の MicroED (マイクロ電子回折装置) をラインナップとして加え、結晶構造解析に新たなページを切り開きます。

 

3D ED / MicroEDによる弊社での構造解析の特徴

  • ◆ 単結晶 X 線構造解析装置では測定困難な極微小結晶 (1 μm以下) の測定が可能です
  • ◆ 結晶性粉末の測定が可能です
  • ◆ 混合物の測定が可能です

3D ED / MicroEDの特徴を活かした分析

【3D-分子構造解析】

  • ◆ 僅かな量しか得られない天然物のように単結晶作成が困難な化合物の構造解析ができます。
  • ◆ 混合物の測定が可能であるため、精製前の粗体であっても各含有成分の構造解析ができる可能性があります。
  • ◆ 絶対立体配置の決定ができます。

【結晶構造解析】

  • ◆ 粉末 X線回折(PXRD)チャートのパターンで認識していた結晶多形に3D ED / MicroEDを併用することによって、結晶学的な根拠をもって結晶多形判断ができるようになります。疑多形の状況の把握にも貢献できます。
  • ◆ 単結晶作成が困難な化合物の結晶構造解析ができますので、開発化合物の結晶構造の決定が容易になります。
  • ◆ 混合物の測定が可能であるため、塩/共結晶の調製プロセスに適用できます。

3D ED / MicroEDの適用が想定される応用例

  • ◆ 微量の不純物でも構造決定が容易になるため、医薬品プロセス開発に貢献できます。
  • ◆ 微量の代謝物の構造決定が容易になるため、ADMET/代謝物研究が加速化できます。
  • ◆ 錯体の構造決定が容易になるため、触媒設計や反応設計が加速化し、プロセス化学に貢献できます。
  • ◆ 3D-分子構造解析の加速化によって、計算化学における初期構造の生成に貢献できます。
  • ◆ 合成実験と並行して活用することにより、中間体などの構造決定が迅速化でき、特に複雑な構造を有する化合物の合成研究を効率化することが予測できます。
  • ◆ Grindingで得られた微粉末の測定を行うことによって、メカノケミカル分野に貢献できます。
  • ◆ 錠剤を粉砕して測定を行うことによって、錠剤中の結晶形および分子構造が確認できます。

MicroEDでの解析例

  •  Selexipag (Uptravi®)

スペラファーマは、3D ED / MicroEDによる構造解析をサービスラインナップに加え、お客様の研究開発を様々な側面からより強力にサポートいたします。

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