2025.09.15
スペラファーマ株式会社(本社:大阪府大阪市 代表取締役社長:岩城 慶太郎、以下「スペラファーマ」)は、台湾を拠点とするバイオ医薬品CDMOのリーディングカンパニーであるMycenax Biotech Inc. (本社:台湾 新竹県竹北市 Chairman/CEO and President:Pei-Jiun Chen、以下「Mycenax」)との戦略的パートナーシップの締結を発表しました。本提携により、両社の強みを融合し、抗体薬物複合体(ADC)およびバイオコンジュゲートに関する包括的なワンストップサービスの提供が可能となります。サービスには、リンカー/ペイロードの合成、原薬製造、製剤化、無菌充填までが含まれ、初期開発から大規模製造までの幅広いニーズに対応します。
この提携は、バイオ医薬品企業の市場投入までの時間を短縮し、コスト効率の高いADC開発・製造プラットフォームを提供することを目的としています。MycenaxとKriSan Biotechとの連携によるバイオ医薬品の一貫製造体制と、スペラファーマの高薬理活性製剤の無菌充填を含むCMC技術を組み合わせることで、グローバルクライアントのニーズに応えるシームレスなソリューションを実現します。
2017年に武田薬品工業のCMC研究部門からスピンオフして設立されたスペラファーマは、プロセス化学、製剤開発、分析開発、GMP準拠の無菌製造など、複雑な医薬品開発における深い専門知識で高い評価を得ています。武田薬品で培われた高度な技術と経験を受け継ぎ、スペラファーマは国内有数のCDMOとして位置づけられており、技術力と統合型CMCソリューションにより世界中のパートナーから信頼を得ています。
Mycenaxは、EMA(欧州医薬品庁)、PMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)、Health Canada(カナダ保健省)などの国際規制当局による監査を受けたグローバルCDMOであり、2022年にはKriSan Biotechとの戦略的提携により、部位特異的抗体コンジュゲーション、マルチアームリンカー、新規機能性リンカー設計などを含む次世代ADC技術プラットフォームを拡充しました。
両社の協業により、初期開発から大規模製造まで対応可能な、一貫した開発・製造ソリューションが提供され、ADC開発企業に対してスピード、柔軟性、技術的卓越性を提供します。
【スペラファーマについて】
「CMC Experts from Japan’s Leading Pharmaceutical Heritage」
スペラファーマ株式会社は、2017年7月に大阪で設立された、医薬品の化学・製造・品質管理(CMC)に特化した医薬品開発製造受託機関(CDMO)です。プロセス化学、製剤開発、分析科学、治験薬のGMP製造において高い専門性を有しており、豊富な実績を持つ研究者チームによって、創薬初期から承認申請までのあらゆる開発段階に柔軟に対応します。スペラファーマは、包括的なCMCソリューションの提供に注力することで、世界中の製薬企業の多様なニーズに応えています。詳しくはspera-pharma.co.jp/をご覧ください。
【Mycenaxについて】
「Your Best CDMO Partner for Biologics」
Mycenaxは、台湾を拠点とするCDMOであり、細胞株の開発から製造、分析法の確立、製剤化までを一貫して提供するバイオ医薬品ソリューションを展開しています。GMP準拠の製造施設を2拠点保有し、KriSan Biotechとの戦略的提携を通じて、グローバル市場向けADC(抗体薬物複合体)治療薬の開発・製造に注力しています。また、Mycenaxは、アルフレッサホールディングス株式会社、キッズウェル・バイオ株式会社、株式会社カイオム・バイオサイエンスと連携し、厚生労働省の「バイオ後続品国内製造施設整備支援事業」における助成金対象事業者として採択された共同申請にも参画しています。詳しくはmycenax.comをご覧ください。
【リリースに関するお問い合わせ先】
スペラファーマ株式会社
坪井 綾子
e-mail: mkouhou@spera-pharma.co.jp
Mycenax Biotech Inc.
Liru Yeh
e-mail: liru.yeh@mycenax.com
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